お知らせ
2023年10月25日
[健保レター第114号]11月14日は世界糖尿病デーです

世界保健機関(WHO)は11月14日を世界糖尿病デーとし、世界各国で糖尿病の啓発活動を推進しています。

糖尿病は世界の成人人口のおよそ9.3%となる4億6,300万人が抱える病気です。

一般的に死に至る病気との認識は薄いですが、糖尿病による合併症などが原因で年間500万人以上が死亡しています。

糖尿病の3大合併症

糖尿病は高血糖により神経や目、腎臓に障害を起こすことが知られています。

糖尿病神経障害

手足の神経に異常をきたし、足先や足裏・手の指に痛みやしびれなどの

感覚異常があらわれます。進行した結果、足潰瘍や足壊疽が引き起こされます。

糖尿病網膜症

眼の網膜の毛細血管に異常をきたし、進行すると失明に至ります。

糖尿病腎症

腎臓にある毛細血管に異常をきたし、進行すると老廃物を尿として排泄する機能が失われます。

自覚症状がなくても合併症が進行する恐れがありますが、治療を続け血糖値をコントロールすることで合併症を予防することが可能です。

糖尿病を予防するための6つの生活スタイル

❶健康的な食事 

主食・主菜・副菜をバランスよく食べましょう

野菜から食べることで血糖値の急上昇を抑制できます

❷運動する 

食後に軽いウォーキングを行うだけで食後高血糖を改善することができます

❸検査と治療を受ける

糖尿病腎症や網膜症、脳卒中・心疾患など糖尿病合併症を予防するために、

良好な血糖コントロールが必要です

❹ストレスをコントロールする

ストレスがたまった状態が続くと血糖値があがりやすくなります

❺タバコを吸わない

タバコを吸う習慣があると糖尿病の合併症である

神経障害・足病変・糖尿病性腎症の発症リスクが高まります

❻アルコールに注意

アルコールは高血糖の原因になり、血糖コントロールの妨げにもなります

お酒を飲むときは適量を守りましょう

※アルコール量は1日20gまで、ビールであれば500ml1本又は、日本酒であれば1合です。

参考資料:職場の健康だより「全国糖尿病週間」一般社団法人愛知健康増進財団

 

★健保レターの目的

環境の変化に負けない心と身体づくりを支援し、自分らしくいきいきと働く社員をひとりでも多く増やすために持続可能な開発目標(SDGs)の

「すべての人に健康と福祉を(SDGs3)」更に「質の高い教育をみんなに(SDGs4)」に貢献して参ります。