世界保健機関(WHO)の「身体活動・座位行動ガイドライン」では、身体活動を増やして座位行動を減らすことにより、
慢性疾患やメンタルヘルス(不安やうつ症状の軽減)、認知的健康、睡眠の向上、肥満改善が得られることが記されています。
WHOが推奨する定期的な身体活動(18歳~64歳)
歩く・走る・自転車などの有酸素運動
“ちょっときついと感じる”中強度の有酸素性の身体活動を週150~300分(1日換算20~40分)行うよう勧めています。
“きついと感じる”高強度の有酸素性の身体活動を週75~150分(1日換算10~20分)行うか、
または中強度と高強度の身体活動の組み合わせによる同等の量を行うことを勧めています。
筋力向上活動
成人では健康増進のために、週に2日以上、主要筋群を使用して、中強度以上の筋力向上活動を行うことを勧めています。
週150~300分も有酸素運動をしなければいけないの・・・とがっかりしないでくださいね。
運動だけでなく身体活動として駐車場から職場まで歩くことや家事も含まれます。
1日10分多く歩くなど、できることから始めましょう。
ウォーキングは実践しているけれど筋トレまで時間が取れない方には、自分の体重でおこなえる筋トレがおススメです。
心身の変化を楽しみながら週2回の筋トレを継続してください。
怪我予防のためにもウォーキングや筋力トレーニングの前後には、ストレッチを実施してください。
ストレッチと筋トレの動画はこちらをご視聴ください
いすに座って行うストレッチ動画(6分)☛ https://youtu.be/Z-LnNikm5mQ
ゆるっとできる筋トレ動画(6分30秒)☛ https://youtu.be/eq6LsT5Vroo
参考資料:WHO身体活動・座位行動ガイドライン (日本語版)
きょうの健康5月号「中高年の転倒&腰痛予防」整形外科医松平浩
スロートレーニングとは | e-ヘルスネット(厚生労働省) (mhlw.go.jp)
★健保レターの目的
環境の変化に負けない心と身体づくりを支援し、
自分らしくいきいきと働く社員をひとりでも多く増やすために
持続可能な開発目標(SDGs)の「すべての人に健康と福祉を(SDGs3)」
更に「質の高い教育をみんなに(SDGs4)」に貢献して参ります。