第102号 11月14日は世界糖尿病デーです
11月14日は世界糖尿病デーです。
世界に拡がる糖尿病の脅威に対応するため、2006年に国連により認定されました。
この日は、インスリンを発見したカナダのバンティング博士の誕生日であり、糖尿病治療に画期的な発見に敬意を表し、糖尿病デーとして顕彰しています。
[世界で6秒に1人の命を奪う糖尿病]
糖尿病は世界の成人人口のおよそ9.3%となる4億6,300万人が抱える病気です。
一般的に死に至る病気との認識は薄いですが、年間実に500万人以上が糖尿病の引き起こす合併症などが原因で死亡しています。
[放置すると危険な高血糖]
高血糖は慢性的に血液中のブドウ糖の濃度が高くなる状態です。
放置すると「糖尿病」を発症し、過剰な糖が血管を傷つけることで 合併症や動脈硬化を引き起こします。
[糖尿病の血糖コントロールのポイント]
「治療」「食事」「運動」の3本柱の一つも欠かすことができません!
治療を中断しないことを基本に適切な食事と運動を心がけることが大切です。
❶治療を中断しない
治療を中断することで症状が悪化し、合併症を発症するなど負担する医療費が増えることになります。
❷食事のアドバイス
野菜、豆や海藻、きのこといった食物繊維を豊富に含む食材を摂るように心がけましょう。
ご飯や甘いものなど糖質を摂り過ぎないことも大切です。
❸運動は習慣化しやすいものを
まずは「身体を動かすこと」を心がけましょう。
▶歩く機会を増やす
▶掃除や洗濯、自転車通勤など生活活動を積極的に行う
▶歩くことや家事と併せて筋力トレーニングを行う
忙しい現代人にはまとまった時間をとるのは大変なこと!
日常の活動量を増やして、食物繊維たっぷりの食事を心がけ糖尿病のリスクを解消しましょう。
参考資料:World Diabetes Day Committee in Japan HP
栄養と料理2021年11月「食べて動いて♪血糖コントロール」
★健保レターの目的
環境の変化に負けない心と身体づくりを支援し、
自分らしくいきいきと働く社員をひとりでも多く増やすために
持続可能な開発目標(SDGs)の「すべての人に健康と福祉を(SDGs3)」
更に「質の高い教育をみんなに(SDGs4)」に貢献して参ります。